「仙台市地下鉄東西線開業にあわせたバス路線再編(案)」資料の読み方

仙台市地下鉄東西線の開業が来年、2015年と発表されています。
開業と同時に平行バス路線の廃止、地下鉄駅に結節するバス路線の新設が行われます。

仙台市地下鉄東西線の開業は、仙台市内を移動する人にとって便利になることが期待されます。しかし、一方で不便になることもあります。

今回、「仙台市地下鉄東西線開業にあわせたバス路線再編(案)」が公表され、仙台市内各地で第1回市民説明会が行われています。第1回市民説明会の初日、2014年4月25日金曜日に、若林区中央市民センター別棟で行われた大和町地区対象の説明会に参加してきました。

説明会の中身としては、仙台市側からは資料の中身を一通り読み上げ、解説するという内容でした。その後、参加者からの質問、意見の時間が設けられていて、

参加者からは、

  • 近隣のバス停のバス便数が激減するのは困る
  • 仙台駅や都心方面直通バスを少しでも残して欲しい
  • 長町に移転する仙台市立病院に行くバス路線はあるのか
  • 国立病院機構仙台病院方面に行くバスはあるのか
  • イクスカのポイントは敬老乗車証には付くのか
  • 仙台市地下鉄東西線の開業は2015年のいつなのか

等、質問や意見が出ました。

質問に対する仙台市側の返答としては、

  • 敬老乗車証にはイクスカのポイントは付かない
  • 地下鉄東西線の開業は2015年の1月から3月を除く月

ということでした。

今回は、参加者から運賃の質問はありませんでしたが、仙台市は運賃関連の「ポイント」の説明に力を入れているように感じました。
 

ポイントを考慮する必要はない

「バス路線再編後に薬師堂駅に結節となる路線の主なバス停」資料では、現在の運賃、再編後の運賃と並び、付与ポイントというものが掲載されています。

ポイントとは、icsca(イクスカ)を使用した際に付与されるポイントのことです。

イクスカは、Suica(スイカ)と同様のICカード乗車券です。2014年12月に地下鉄南北線に導入予定、2015年には地下鉄東西線や市営バス、宮城交通にも導入予定となっています。

イクスカは、現在のスキップカード、ジョイカード、バスカードに変わるものです。

現在の5,000円のバスカードは1割7分増し、5,000円のジョイカードでは1割増しとなっています。

仙台市の資料には、市営バス霞の目営業所前から仙台駅までの運賃・ポイントは、
「現在300円 再編後300円 付与ポイント約50」
とあります。

これを見ると、再編後の運賃300円に約50ポイントが付くので、得になるように見えます。
しかし、現在のバスカード利用の場合、5000円のバスカードの割増率で計算すると51円となり、何も変わっていないことがわかります。
 

バスのみ利用の場合は、逆にポイント還元率が悪くなっている

三百人町から仙台駅までの運賃・ポイントは、
「180円 付与ポイント約20」
とあります。

ですが、現在の5,000円のバスカードの1割7分増しで計算すると30.6円となり、逆転してしまいます。

バスのみ利用の場合は、乗り継ぎポイントが付きませんので、還元率が悪くなります。
   

ポイント還元には条件があります

仙台市の資料には、
「※ 付与ポイントは、現在想定している平均的な基本ポイント付与率と、バスと地下鉄を乗り継いだ際に付与されるポイントを基に計算した場合のポイント(毎月の利用頻度により変動するので、あくまで目安です)」
とあります。

仙台市地下鉄南北線には乗継割引があり、乗り継いだ時にバスと地下鉄の運賃の合計額から40円割り引きとなる制度があります。現金や割増のないスキップカード使用で適用されますが、地下鉄東西線では不明です。

定期券ではポイントは付与されないと思われます。

資料を読む際には、ポイントに関しては気にせず、運賃のみを気にしてください。
 

《関連ホームページ》

地下鉄東西線開業にあわせたバス路線再編の概要について | 仙台市
https://www.city.sendai.jp/report/2013/1212195_1415.html

仙台市交通局 地下鉄東西線開業にあわせてバス路線が変わります
http://www.kotsu.city.sendai.jp/bus/news/news/saihen.html