今後の津波対策を考える

村井宮城県知事ははっきりと公言していますが、現在沿岸部で行われている防潮堤工事は、数十年単位で起きている津波に対応した高さで施工されているものであって、今回の東日本大震災に対応できるものではないということです。

東日本大震災前に造成された名取市内の住宅地は、田畑が広がっている周辺よりもかさ上げしてあったことによって、浸水しながらも大きな被害は無かったようです。

気仙沼でも他の浸水地域でもかさ上げは効果があると思います。 しかし、浸水地域に家を再建する場合には、建物の建て方や避難方法など、行政と個人が色々と検討する必要はあると思います。
 

元の街に戻したいのか、被災地として発信したいのか

元の住宅地に戻したいというのが希望としてある人が多いと思います。しかし、時間を戻すことは出来ませんので、全く同じにはなりません。津波対策は最低限必要です。色々な対策をした上で元の住宅地に復旧させることは現地再建ですから比較的簡単なことだと思います。
 

津波防災観光都市としては

津波によって陸に上がった船を見に行くことを目的として、気仙沼の街に行く人はたくさんいます。

僕自身も4月に南三陸町から気仙沼市内をまわって、最後は被災地の写真が展示されている「リアスアーク美術館」によって帰りました。

気仙沼全体で見れば、観光要素もあるので、プラスにはなる。 津波防災を考えた街づくりをしながら、船を保存することによって、世界中に対して津波防災都市としての説得力になります。
 

原爆ドームとの比較

原爆ドームは広島の街の中心にあり、バスセンターや百貨店、旧広島市民球場がすぐそばにあります。

原爆ドームがある場所は、原爆が落とされる前までは住宅密集地だったようですが、現在は平和公園になっています。

津波によって陸に上がった船がある鹿折地区の環境は、駅前の通りに横切るように船があります。そして、真横に幹線道路が通っています。

実際に船を保存するとなれば、周囲を公園にし、駅や道路の位置も移動する必要があります。
 

今後の街づくりは討論が必要

船の周辺を公園化する作業があることによって復旧・復興が遅れてしまう可能性があり、その点が一番の問題ではあります。

また、保存費用や街づくりの問題は大きいものがあります。 一方で、撤去してしまえば、何も負担はありません。 しかし、何も無かったことになります。

最終的な判断は気仙沼市に住まれている方しか出来ないと思っています。
市民討論会などを開催して、もう少し検討してもらいたいと思います。

気仙沼 鹿折局前バス停留所付近から津波によって陸に上がった船

2013年4月28日
気仙沼市浜町1丁目
鹿折局前バス停留所付近(港の岸壁近く)から
津波によって陸に上がった船

気仙沼 港の岸壁・防潮堤

2013年4月28日
気仙沼市浜町1丁目
港の岸壁・防潮堤

気仙沼 BRT鹿折唐桑駅、鹿折駅前バス停留所、津波によって陸に上がった船

2013年4月28日
気仙沼市新浜町・西みなと町
BRT鹿折唐桑駅、鹿折駅前バス停留所、
津波によって陸に上がった船

JR大船渡線・鹿折唐桑駅(休止中)から津波によって陸に上がった船

2013年4月28日
気仙沼市西みなと町・新浜町
JR大船渡線・鹿折唐桑駅(休止中)から
津波によって陸に上がった船

気仙沼 津波によって陸に上がった船

2013年4月28日
気仙沼市西みなと町・新浜町
津波によって陸に上がった船

仙台で空襲があったことは実感できない

太平洋戦争では仙台に空襲がありました。

死者1000人以上という被害があったとされていますが、仙台市中心部は戦後近代的に整備され、現在は被害を感じることはできません。

仙台市中心部は空襲で焼け野原になった場所を戦後、道路幅を広げたり、青葉通等を新設したり、区画割りを整理した区画整理地で、名称は「戦災復興土地区画整理事業」となっています。

仙台市中心部には、仙台市戦災復興記念館があります。
先日、戦災復興記念館で行われている企画展「戦災復興展」を見に行って来ました。
米軍の仙台空襲の作戦資料が展示され、1階ロビーでは東北大学片平キャンパスの空襲による火災の写真が展示されていました。

印象に残ったのは、常設展として展示されている、エックス橋から見た焼け野原のパノラマ写真と、芭蕉の辻(現在の日本銀行仙台支店付近)から三越、仙台市役所方向を写した写真です。
強固なビル以外何も無くなった風景が津波被災地と似ていると感じました。

しかし、資料自体が少ないのか、空襲時の展示資料は少なく、戦前の写真や戦後復興の写真・資料の展示が中心となっています。

仙台市中心部が、仙台空襲で大きな人的・物的被害が出たということを記憶しておく必要はあるのか、無いのか。親しい人が空襲によって亡くなった人は多くいると思います。

戦争・空襲による被害を受けての教訓を伝えると共に、戦争・空襲によって亡くなった人がいることを多くの人が記憶しておくことは、今後を生きる意味で必要なのではないでしょうか。
 

津波被災地でも同じ

今は、東日本大震災から2年と少し経過しただけで、全国的には震災があった記憶が風化してきていると言われますが、まだまだ気仙沼など東日本の太平洋沿岸で津波被害があったことは強く記憶には残っているでしょう。

しかし、10年、20年と経過し、完全に街が復興した頃には、東日本大震災の津波被害があったことは、忘れ去られるでしょう。

何故かといえば、震災後生まれてくる人にとってみれば、現時点の空き地がある風景というのはただの空き地でしかありません。

今後、土地区画整理が行われ綺麗なビル、住宅が建ち並べば、表面上何もなかった普通の街になります。

例えば、仙台空襲で被災した跡に整備された仙台駅西側地区と、空襲を免れた仙台駅東側の土地区画整理が行われた地区で何か違いはあるでしょうか。

自分自身もそうですが、戦後生まれの人に仙台空襲で大変な被害があったと言われても、あまりピンとこないわけです。
 

広島はどうか

しかし、広島は違います。 広島に原爆ドームがあるというだけで、また、実際に見ることによって戦争体験者でなくても衝撃を感じるわけです。

仙台空襲で落とされた普通の爆弾と、広島で落とされた原子爆弾は、「被曝」という部分で大きな違いがありますが、街が大きな被害を受けたということには変わりありません。

原爆ドームや原爆資料館(広島平和記念資料館)の存在は、広島の平和記念都市としての説得力に大きく影響していると思います。

原爆資料館(広島平和記念資料館)

1995年5月21日
広島市中区中島町
平和大通りから
中国新聞ビル、原爆資料館(広島平和記念資料館)

原爆資料館(広島平和記念資料館)

1995年5月21日
広島市中区中島町
平和大通りから
原爆資料館(広島平和記念資料館)

広島 平和記念公園

1995年5月21日
広島市中区中島町
平和記念公園

広島 原爆ドーム

1995年5月21日
広島市中区大手町
原爆ドーム

広島 元安川、原爆ドーム

1995年5月21日
広島市中区
元安川、原爆ドーム

広島 原爆ドーム

1995年5月21日
広島市中区大手町
原爆ドーム

本川町電停から東方向(写真右の緑の辺りが原爆ドーム)から東方向(写真右の緑の辺りが原爆ドーム)

広島市中区本川町
相生通り
本川町電停から東方向(写真右の緑の辺りが原爆ドーム)

東日本大震災の事を書くのは、仙台市の内陸部で大きな被害を受けなかった立場からすると、大きな被害を受けた人の事を考えると、大変気が重い事です。

しかし、今後の被災した地域の事を考えると、少し提案しておきたいことがありますので、以下に書かせていただきたいと思います。

宮城県の沿岸部に行けば、津波で被災した街ばかりです。 今後、集団移転での高台・内陸移転や現地でのかさ上げ再建が行われる事になると思います。
 

今はまだ復興途中

東日本大震災の大津波によって多くの人的被害と建物や財産に多くの被害がありました。

多くの建物は津波に流され、焼失し、また全壊した建物の多くは撤去されました。

今後も、復興整備の為に土地がかさ上げされ、土地区画整理が行われていくと思います。

震災前の風景はなくなり、震災後の風景も無くなって行きます。

 

生活が営まれていた普通の街並みから、

津波によって壊れた家や物がごちゃごちゃになった街、

がれきが片づけられ空き地になった街、

かさ上げ工事が行われ土地区画整理が行われ、新興住宅地のようになった街。

 

震災遺構と言われる建物や物は、復興途中である現時点では「がれき」であるのもしれません。

しかし、今後復興が進めば、「何事も無かった街」「普通の街」に戻ることになります。

TBCの命名権取得は問題があるのか?

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河北新報 東北のニュース/命名権、内定取り消し 仙台市の勾当台公園市民広場
2013年06月01日土曜日

仙台市が6月に導入予定だった青葉区の勾当台公園市民広場の提案型ネーミングライツ(命名権)をめぐり、市が命名権の取得企業に内定していた東北放送(TBC)と契約しない方針を固めたことが31日、分かった。「仙台の『顔』とも言える広場の命名権を、地方テレビ局1社に与えるのは問題だ」と他の民放局からの抗議を受け、市が優先交渉権を取り消した。...

仙台放送、宮城テレビ放送、東日本放送の3社が同月下旬、連名で命名権を売却しないよう市に申し入れた。市民広場を「全ての地元放送局をはじめ、多くの企業や団体が催しを開く情報発信拠点だ」と位置づけ、「公正、平等に視聴者に情報を届ける立場の放送局が命名権を取得するのは問題だ」と訴えた。

申し入れを受けた市は「市民の理解が得られない」などと方針を翻し、内定取り消しを東北放送に伝えた。...

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放送局が情報発信拠点の命名権を取得するのは本当に問題なのか

仙台市に申し入れをした在仙民放局が、宮城県や仙台市から借り受けて行なっている県有林や市有地での事業があります。

宮城県から県民の森の一部を借りて愛称も付けている
東日本放送による 「ぐりりの森」

仙台市から土地を賃借し事業に対しての出資も受けている
宮城テレビ放送(ミヤギテレビ)が関係する「アンパンマンミュージアム」

2つの事業と比較してTBCのみが問題視される理由はなんでしょうか。
 

多くの企業や団体が催しを開く情報発信拠点

勾当台公園市民広場では、宮城県内外の特産品展示販売や祭り・イベントが数多く開催されています。

また、在仙民放各局も毎年以下のイベントを開催しています。

「KHBまつり」

ミヤギテレビの24時間テレビ「愛は地球を救う」

「仙台放送まつり」

「TBC夏まつり」

 

しかし、それだけの事実だけで問題になるというのは疑問に感じます。

県営宮城球場の命名権を取得し付けられている
「日本製紙クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)」があります。

例えば、大王製紙が野球イベントを開催したいといった場合に、命名権があることによって開催を躊躇する可能性があります。
 

企業名が入ることが問題なのか

「勾当台公園TBC市民広場」と命名するということでしたが、TBCという企業名が入ることが問題なのでしょうか。

朝の番組名からとって「ウォッチン!市民広場」とか、TBCのイメージキャラクタの名前である「ニューニュー市民広場」ではどうでしょうか。

ニューニューの場合には、KHBのキャラクター名称からとった「ぐりりの森」と同じ形になります。
 

命名権を一時外す方法もあるのでないか

仙台市泉区の仙台スタジアムは命名権が売却され、「ユアテックスタジアム仙台(ユアスタ)」という名称になっています。

ユアスタを使用した、ベガルタ仙台が出場するAFCチャンピオンズリーグでは、アジアサッカー連盟(AFC)の規定で命名権が使用できないため、正式名称のみ使用されるという形がとられています。

競合他社がTBC市民広場を使用する場合に限り、「TBC」の部分を外して案内するという方法は使えると思います。
 

命名権の売却の問題

今回の命名権問題は、放送局が命名権を購入することに問題があるのではなく、仙台市が安易に命名権売却に走っている事に問題があるのではないでしょうか。

個人の意見としては、命名権の安価な売却は市民の財産の安売りであり、財政再建に大きな意味が無いにも関わらず、市民への「財政再建に努力してますよ」というアピール効果は高いものだと思っています。
 

TBCがダメなら他もダメ

公共施設の命名権売却というのは、税金等で作られた公共施設に、民間等から金銭をもらって大きな看板を設置し、名称を変更することです。

例えば、市役所の屋上に大きな看板を設置し「○○電気仙台市役所」と表示することです。

大げさに聞こえるかもしれませんが、公共施設の公共性が高いもので有名であるものの命名権を売却するということは、問題が大きいということが言えると思います。

勾当台公園市民広場は、公共施設の公共性が高いもので、有名であるものだと思います。

TBCが取得することが問題であるとするならば、放送局以外でも同様の問題が発生しますので、どこへも命名権を売却すべきではありません。
 

《関連ホームページ》

河北新報 東北のニュース/命名権、内定取り消し 仙台市の勾当台公園市民広場
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130601t13012.htm

ぐりりの森 - 東日本放送
http://www.khb-tv.co.jp/35/guririnomori/

「ぐりりの森」命名権譲渡 - 宮城県 [PDF]
http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/58044.pdf‎

仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール
http://www.sendai-anpanman.jp/etc/company.html

仙台市 22年度包括外部監査報告書・公有財産に係る財務事務
http://www.city.sendai.jp/kansa/kansa/kekka6_2201_07.html

JR仙石線、JR東北本線連絡線

2011年5月25日
宮城県宮城郡松島町・松島駅南側付近
JR東北本線下り電車内からJR 仙石線への連絡線
(松島駅から松島海岸駅方向の連絡線、分岐器が使用できない状態)

JR仙石線高城町駅

2011年5月25日
宮城県宮城郡松島町高城
JR仙石線高城町駅 (高城町~東塩釜間復旧前)

JR仙石線高城町駅

2011年5月25日
宮城県宮城郡松島町高城
南側・磯崎踏切から
JR仙石線高城町駅 (高城町~東塩釜間復旧前)

 

2012年10月16日の河北新報朝刊の一面に、「仙石線、東北線乗り入れへ」という記事が掲載されました。

テレビ・新聞等の情報によると、10月18日にJR東日本の仙台支社長と村井宮城県知事の記者会見が行われるということなので、詳細はその時に発表されるものと思われます。

仙石線には色々な役割がある

JR仙石線といえば、仙台のあおば通駅から石巻駅まで路線ですが、仙台近郊の通勤路線、松島への観光路線、郊外のローカル路線として、また仙台と石巻を結ぶ都市間鉄道路線として、利用されています。

仙台近郊の同様の路線としては仙台と山形を結ぶJR仙山線がありますが、山形自動車道の開通等で高速バスが便利になり、仙台~山形間の都市間は高速バス利用が主流になっていますので、現在は主に仙台近郊の通勤路線として利用されています。

JR仙石線に関しても、仙台~石巻間の都市間移動手段として並行して高速バス路線があり、バスと仙石線の時刻表比較では大差のない所要時間になっていますが、高速道路区間の混雑や一般道路の走行距離が長いこと、山形のバス路線のような高頻度なダイヤではなく、都市間移動手段としてまだ仙石線が優位な形になっています。

仙石線の快速は遅いB快速が多数

仙台~石巻間の都市間移動でJRが優位だといっても、仙石線の遅さには多くの人が不満があると思います。

仙石線には快速が毎時片道1本走っていますが、快速でも仙台~高城町間で下馬と陸前浜田しか通過しないで所要時間が40分掛かる快速(B快速)が多数で、A快速という30分で走破する快速は一部のみとなっています。

これは仙台市内を各駅停車にして仙台市外を快速運転するという、仙台市内の需要を細かく拾いながら、仙台と石巻間の都市間輸送にも対応する、というようなバランスを考えた設定になっているようです。

しかし、塩釜~松島間を並走しているJR東北本線は、仙台~松島間の普通電車で25分程度の所要時間ですので、石巻から急いで仙台向かう人は"東北本線に乗り移りたい!"と思ってもおかしくはありません。

仙石線は私鉄として開業

JR仙石線は仙台駅に発着する他のJR線とは違い、昔は宮城電気鉄道という独立した路線でした。そのこともあって、電化方式が東北のJRでは唯一の直流方式が採用され、また仙台駅から塩釜・松島へと東北本線と並行して路線が敷設されています。

しかし、元々別会社の路線だったことが、現在でも利便性向上の障壁になっていると感じていました。

仙石線には以前から、東北本線と連動させようという話は少し出ていました。
地元住民の要望として東塩釜北側に新駅をという話や、今回の仙石線の東北本線乗り入れという話がありました。

年月日は忘れましたが、当時の河北新報の記事には、仙石線の東北本線乗り入れという事に対し、JR東日本は電化方式が違うのでディーゼルカーによる乗り入れになると説明、地元ではディーゼル化に拒否反応がありこの案は難しい、というような事が書いてありました。

僕個人としても、1992年と1993年に仙石線の東北線に乗り入れ案を含む案を宮城県に提出していましたので、進展がないことを残念に思っていました。

新型のディーゼルカーは高性能

仮に、仙石線の高城町以東の全列車がディーゼルカー化された場合は、どのようになるでしょうか。全列車ディーゼルカー化は、復旧・移設ルートの電化工事が不要になりますから、JRとしてのメリットはあると思います。JR石巻線の女川駅直通も可能になると思います。

最近のディーゼルカーは加速も鋭く駅間も電車並みの所要時間で走行しますので、排気ガスの黒煙や騒音の問題はありますが性能的には問題はありません。また、ハイブリッドディーゼルカーであれば、黒煙も少なく加速しますので問題はありません。

ダイヤが、一番の問題

高城町駅には仙石線電車は毎時片道快速1本、普通1本が発着しています。また、東北本線の松島駅には松島止まりが1本小牛田・一ノ関方面直通が2本日中発着しています。

東北本線の松島止まりの列車は仙石線直通に変更されるにしても、現在の小牛田・一ノ関方面直通を仙石線方面へ振り替えることや、高城町発着の仙石線電車が減少することは単に運転本数の削減にしかなりませんので、これには反対せざるを得ません。

まあ、あとはJRと村井宮城県知事の記者会見を待つことにしましょう。

仙台市地下鉄東西線は2015年の開業を目指して建設工事が進められています。

2012年8月、仙台市は地下鉄東西線の需要予測を、鉄道事業許可時の予測から33パーセント減少と再評価し、発表しています。

地下鉄東西線の需要予測が過大に見積もられているということは、当初予測で仙台市地下鉄南北線の実乗車数と大きく変わらない数値で示されていたことで、以前から想像することは出来ました。

需要予測が大幅に減少した今も、仙台市地下鉄東西線の沿線に住まれている方は、地下鉄東西線の開通に大きな期待をされていると思います。
 

地下鉄東西線はサブルート

仙台市地下鉄東西線は、地下鉄南北線のような幹線ではなく、仙台の街の東西を結ぶサブルートです。

仙台市地下鉄南北線は大街道である国道4号線沿いの、長町~JR仙台駅前~県庁市役所~七北田という主要な街を結び、泉中央から北の街とも路線バスや自家用車で結んでいます。

一方、仙台市地下鉄東西線は、住宅地である八木山、東北大学キャンパスがある青葉山・川内、商業地区である一番町・JR仙台駅前・仙台駅東口、住宅地・文教地区である連坊・薬師堂、住宅地・流通地区である卸町・六丁の目・荒井を結びます。

仙台市地下鉄東西線に対応する幹線道路は駅別にそれぞれにありますが、街道沿いの街を結んでいるということではなく、街の人口に対して駅を配置し、その駅を地下鉄東西線という線で結んだという形になっています。

地下鉄南北線に対して、地下鉄東西線が幹線に値しないと考える理由は、駅が配置された街が仙台市中心部から続く旧街道の街(宿場町等)ではないということです。

旧街道の街(宿場町等)というのは、奥州街道の様な大幹線沿いにあり、そこから街道外れの街へ行く道が分かれています。旧街道の街(宿場町等)は地域拠点としての歴史的背景があり、街道から分かれる道路が整備されているということで、広く人を集める装置が元からあるということになります。

駅へ連絡する道路などは新設すれば良いのでは?という考えもあるかと思いますが、ゼロからすべての道路を新設するということは大変な時間と費用が掛かってしまい、現実的ではありません。
 

八木山・荒井と泉中央・長町南の違い

泉中央は奥州街道の宿場町である七北田に隣接した場所にあります。元々田園地帯だった場所を区画整理をすることによって、宿場町の拠点性と道路を利用しつつ、白紙から街をつくっています。

長町南も、奥州街道の宿場町である長町に隣接した場所にあります。元々工場や田園地帯だった場所を区画整理した場所で、笹谷街道沿いという立地を生かし背後の住宅地の拠点として、また新設した県道仙台館腰線を通じて名取市方面の拠点として発展しています。
 

八木山・荒井は開発余地と背後人口が少ない

八木山の(仮称)動物公園駅は住宅地と動物公園に挟まれた場所にあり、駅前に開発余地はありません。

また、地下鉄駅周辺の用途地域は第二種住居地域に指定され、幹線道路から入った所は第一種低層住居専用地域に指定されていますので、駅前の大規模商業開発などはできません。

八木山の北側は竜の口渓谷などがあり開発抑制方針の為、集客可能人口は南側のみとなります。

集客するための幹線道路は都市計画道路川内旗立線と都市計画道路長町八木山線があります。しかし、都市計画道路長町八木山線は長町南駅・長町駅へ繋がる道路ですので、地下鉄南北線と直接競合することになります。

都市計画道路川内旗立線の沿いの住宅街では、宮城交通の運行形態によっては、路線バスとの競合が発生する可能性があります。

(仮称)荒井駅は仙台東部道路仙台東ICと荒井区画整理地区に囲まれた狭いスペースにあります。

東側は仙台東部道路ですから、その先は津波被災地として大きな開発は見込めない地域です。

駅の南側は田んぼを区画整理地として造成する予定になっていています。西側は荒井の区画整理地ですが、六丁の目駅がありますので、乗降客数は分け合う形になります。

荒井から先には産業道路が伸びていて、仙台港や多賀城、七ヶ浜、塩釜と住宅地があります。しかし、JR仙石線が並行していますので、仙石線利用者が地下鉄東西線へ移転してくるということは考えられません。
 

地に足のついた街づくりを期待

仙台市地下鉄東西線の起点・終点駅の状況を書いてみましたが、地下鉄南北線の泉中央や長町南のようにはならないということだけは言えると思います。

地下鉄東西線は問題があると時々書いてきましたが、開業年度も近づいてきていますので後戻りはできません。しかし、"地下鉄"イコール地下鉄南北線のようなものという考え方は現実ではなく、やめるべきです。

すでに、仙台市地下鉄東西線の建設費用が予定よりも減少しているという話が出ていますが、それだけではなく、今後は地に足のついた地下鉄設計、公共交通計画、街づくりができるようにしてもらいたいものです。

最初に、この度の東日本大震災で被災された方にお見舞いを申し上げるとともに、ご家族が亡くなられた方にはお悔やみ申し上げます。

このブログは「仙台街並み写真日記」というタイトルを最初につけましたが、実際には仙台や周辺地域のことに関して僕が考えていることを書いてきました。

以前から宮城県・仙台市民は「宮城県沖地震」が起きることを覚悟してきました。今回の地震・津波災害は想定を大きく超えた被害をもたらしてしまいました。

今回の地震は異常で、今後千年はこのような災害は起きないと思います。しかし、宮城県には数年ごとに地震や津波が起きていたという事実も忘れてはいけません。
 

ここからは、街づくりの視点から、復旧から復興に変えてゆくために、どのようなことを考える必要があるか、また僕の提案を書いてゆきます。

1つ目は、僕の生活から1番ほど遠く、基礎的知識もない漁港再編から考えます。


宮城県の村井知事が提唱する
養殖漁業への民間企業参入「水産業復興特区構想」

養殖施設復旧に民間資本を導入し、養殖漁業復興に繋げる構想ですが、漁港によって賛成反対が分かれています。

震災以前からの漁港の力がある場所は今まで通りが良い、弱っている所は新しい力が欲しいということのようです。
 

津波被害を防止するため
海辺の漁港、作業場と居住場所(自宅)を分離し、高台へ移転する(職住分離)

復旧の迅速化と費用対効果を上げるために漁港を再編

どちらも、自宅から仕事場が遠くなるということになりますが、漁港再編で自分の集落に漁港が無くなる場合には、それなりの距離を通勤することになります。

漁港再編は、農業・漁業の良さの一つである、
「おじいちゃんとおばあちゃんは家での仕事作業、孫もお手伝い、お父さんとお母さんは日中は仕事に、昼に少し帰ってくる」
というような職住近接の生活から、サラリーマンのように「仕事とプライベート完全分離」という生活に近くなります。

漁業者の子供が跡を継いでいるという前提ではありますが、昔ながらの漁村の良さ、子育てのし易い環境は、職住分離では得られなくなります。

親子孫3代同居、職住近接、そして自営業は子育てという意味では最高の環境です。

《関連リンク》

日本経済研究センター JCER 小峰隆夫の地域から見る日本経済
http://www.jcer.or.jp/column/komine/index176.html

中小企業庁:第3部 日本社会の活力と中小企業
http://118.155.220.58/pamflet/hakusyo/h17/hakusho/html/17311100.html
 

新たに漁業をする、港で働く人のために

跡継ぎが身内からでなければ、小さな漁村は廃れてしまうのは必然です。
人間関係として、システムとして、商売として、新しい人材を受け入れる体制が必要となってきます。

インフラとしては、漁業者集落の中に新参者が自宅を建てる土地の確保、公営や民営のアパート、借家の確保が必要です。
 

分かりにくい書き方をしましたが、
要約すると現在、宮城県などで検討している沿岸部の復興計画は、住民の安全、漁業の活性化策と港の復興に重点が置かれていて、「コミュニティの維持、少子化対策」に影響が出る可能性があり、慎重に検討する必要があるということです。

仙台駅前バスプール付近から早朝の地下鉄東西線(仮称)仙台駅予定地・仙台駅前開発ビル(仙台ロフト)

2008年4月10日
仙台駅西口バスプール付近から
早朝の地下鉄東西線(仮称)仙台駅予定地・仙台駅前開発ビル(仙台ロフト)

 

仙台駅前西口バスプールに集約する問題点

仙台駅前のバス停留所を西口バスプール一ヶ所に集めるということは、バスが同じ場所から発着するわけですから、バスの発着によってパスプール出入り口交差点の渋滞が起き、バスプールから各方面に向かう場合にも同一ルートにバスが集中しますから、バスプールの先でも渋滞が起きてしまいます。現状でも、バスプールから青葉通を通り電力ビル前までの所要時間は、バスプール内を走行する時間、バスプールの出口交差点の待ち時間などがあり、単純に青葉通りのバス停から発着するよりも所要時間は長くなっています。

また、バス降車場もバスプール内に集約するということのようですから、バスプールに入る時のバスの渋滞も起きますし、バスプール内でも渋滞が起きてしまいます。
 

高速バス乗り場をバスプールに集約する意味

広瀬通にある宮城交通高速バスの停留所は、近年、宮交パーキングが高層ビルに建て替わったことにより、バスベイや待合所が整備され、ペデストリアンデッキも新設され、過去にあった問題点は大きく改善されています。

高速バス乗り場は主に、広瀬通と仙台駅東口に集約されています。
仙台駅東口は、仙台駅東口のバスプールにはJRバス東北を中心に発着、ツアーバスは宮城野通の路上に止まっていますが、事業者によっては空き地駐車場を利用し乗り場としているところもあります。

広瀬通の高速バス停留所を、一般路線バスと同じ仙台駅西口バスプールに集約したとしても、仙台駅東口の高速バス乗り場を含めて集約しなければ一ヶ所にした意味がありませんし、ツアーバスもバスプールに入れるのかどうかという問題があります。

現在の場所からバス停留所を移すということは、バス事業者が自助努力で整備した待合所を廃止し、仙台市が待合所を作り直すことになりますが、その点も疑問に感じるところではあります。

また、一定のシェアがあるツアーバスをバスプールに入れるのかどうか、除外するとしてもバス停留所集約化の意味が薄れてしまいます。
 

100円パッ区(都心バス100円均一区間)乗り場がわかりにくい

地下鉄東西線開業後の都心内移動としての路線バスは、郊外から来たバスや仙台駅前発のバスは大幅に削減され、都心循環の専用バスか地下鉄利用に変わることになると考えます。

県庁市役所前方面に向かうためのバス停留所(乗り場)を集約させることは、バスの運行上、不可能だと思います。仙台駅前発の路線バスと仙台港フェリーターミ ナル発や野草園発で仙台駅を経由するバスと同じ場所にバス停留所を集約することは、ルートによっては交差点やバスプールを何度も右左折する形になり、合理 的ではありません。

しかし、仙台駅前のバス停留所を再編すること自体は、バスの利便性が向上し、都市の魅力のひとつである公共交通を強化することに繋がります。
 

バス乗り場を整理する場合に、経由地別にしたらどうか

現在のバス停留所(乗り場番号)は、目的地別になっていると思いますが、実際に利用者が多いのは途中経由地のほうではないかと思います。これまでに地下鉄南北線が整備され、今後は地下鉄東西線開業することにより、路線バスの機能としては終点近くに行くというよりは、地下鉄駅が近くにない都心周辺部への利用が中心となるのではないでしょうか。

バス停留所を再編する場合には、バス停留所(乗り場番号)を経由地別にして、目的地は隣や近くのバス停留所(乗り場番号)に集約するほうが便利になるのではないでしょうか。
 

バスプール集約は、仙台市地下鉄東西線の集客施策ではないのか

仙台市の「せんだい都市交通プラン」を見ると、「仙台駅東西の駅前広場の機能強化」、「高速バスターミナルの整備」ということが書かれています。

一般路線バスと高速バスのバス停留所を同じ場所にする意味、路線バスの降車場までバスプール内にする意味、アーケード街や百貨店がある場所からバス停留所を離す意味。

意味を考えていると、ひとつの答えが浮かんできました。仙台駅前バス停留所のバスプール集約は、仙台市地下鉄東西線の利便性を上げるための施策なのではないかということです。

仙台駅西口のバスプール、今回拡張する計画の南町通地下には地下鉄東西線の仙台駅があります。この直上にあるバスプールに路線バス・高速バスの乗降場があれば、地下鉄東西線対路線バス連動性が高まり地下鉄東西線の利用者が増えるのではないでしょうか。

地下鉄東西線の利用者が増えることは喜ばしいことですが、仙台駅前の街づくりやバスの運行に悪い影響があるとすれば問題があります。他の要素も含めて、バランスをとった施策の実行が必要ではないかとおもいます。
 

バス停留所集約のみではない問題

バス事業者間の問題、
仙台駅前の街づくり、
仙台駅東口のバスプールの活用方法、
鉄道並行バス路線縮小の方針、
地下鉄東西線に関わる路線の再編、
仙台駅東西方向を結ぶバス路線を検討するのか、
都心内移動としての路線バスをどの様にして確保するのか

単純に現在の仙台駅前バス停留所を集約するという話だけではないだけに、どの様にすればいいかは簡単には答えは出ませんが、公共交通は仙台の都市機能としての重要な部分ですので、良い方向に向かってもらいたいものです。
 

《関連ホームページ》

仙台駅周辺地区の交通結節機能強化に向けた検討を行っています - くらしのガイド 仙台市
http://www.city.sendai.jp/sumiyoi/kotsu/keikakutou/1189674_1589.html

せんだい都市交通プラン - くらしのガイド 仙台市
http://www.city.sendai.jp/sumiyoi/kotsu/keikakutou/1195636_1589.html

仙台市交通局 「仙台市自動車運送事業経営改善計画(案)」について,市民の皆様からのご意見を募集します
http://www.kotsu.city.sendai.jp/kigyo/keiei/bus_kaizen_pub.html

仙台市には、JR仙台駅西口のバスプールをロフト側・南町通りまで拡張し、仙台駅前に分散しているバス停留所を集約するという計画があります。2011年2月2日の河北新報には、本格的な検討に入ったという記事が掲載されています。

現在は仙台駅前各所に停留所が分散しています。

JR仙台駅西口バスプールには
主に
若林区方面
太白区方面
仙台市北西部方面
東日本急行の高速バス

ロフトの前には
仙台市北東方面

広瀬通には
宮城交通の高速バスと宮城交通と共同運行しているバス
東北急行バス

青葉通・さくら野前には
国道45号線方面のバス

青葉通・旧青葉通り・仙台ホテル前には
北山・子平町方面
県道仙台泉線方面

他にも降車場が青葉通を中心に広がっています。
あくまでも、主なバス路線をあげましたので、実際にはもっと混在していますし、100円パッ区(都心バス100円均一区間)方面のバス乗り場は一ヶ所ではなく、それぞれの停留所から乗車することになります。

バス停留所の位置を整理して並べてみると、分かりにくいような気はしませんが、実際に利用する場合には、分散していて分かりにくいと感じる部分があります。
 

現状のメリット

バス停留所が分散している現在のメリットはなんでしょう。

路線バス自体の渋滞緩和、
バス事業者の自助努力、
街の中の人の回遊性

例えば、さくら野の前から出ている路線バスに乗るとします。
待ち時間が少しあれば、さくら野の地下食品売り場で買い物をするということが考えられます。

広瀬通の高速バス停留所から高速バスに乗る場合、発車時間まで時間がある場合には、コンビニでちょっとしたものを買って時間つぶしをします。

仙台駅東口の高速バス停留所であれば、時間がある場合にはギリギリまで近くのお店で買い物や食事をしていられるということがあります。
 

現状のデメリット

同じ方面のバスが違う場所の停留所から出ている
目的地へ行くバスの乗り場がわかりにくい
バス対バスの乗り換えが移動が大変、わかりにくい
100円パッ区で街中を移動する場合、至る所からバスが出ていて、どこの停留所へ行ったらいいかわからない

今回の計画で考えられているように、一つの場所に乗り場を集約すれば、迷うことなく目的のバス停留所(乗り場番号)に到達することができるようになります。
例えば、JRや地下鉄の仙台駅で降りた人が、バスに乗って目的地に行こうとした場合、バスプールに向かえば必ず目的地へゆくバスの停留所があるわけですから、迷うことはほぼありません。

しかし、仙台駅前バス停留所の西口バスプール集約は、実際には問題がないわけではありません。
 

《関連ホームページ》

河北新報 東北のニュース/仙台駅前にバス停集約へ 市、西口の拡張を検討
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110202t11021.htm

仙台市交通局 市バス のりば案内
http://www.kotsu.city.sendai.jp/bus/noriba/sendai.html

宮城交通 乗り場案内 仙台駅前
http://www.miyakou.co.jp/bus/route/busstop/sendai.html

仙台駅バスのりば - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E9%A7%85%E3%83%90%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%8A%E3%81%B0#.E4.BB.99.E5.8F.B0.E9.A7.85.E6.9D.B1.E5.8F.A3

JR仙石線・本塩釜駅からマリンゲート塩釜方向

2009年4月19日
JR仙石線・本塩釜駅から
海辺の賑わい地区土地区画整理事業地区、マリンゲート塩釜方向


【私案2】マリンゲート塩釜隣接地への移転

松島水族館の今後について、2つ目の私案として、マリンゲート塩釜の隣接地に移転することを考えます。

マリンゲート塩釜は、松島湾内の船乗り場として機能している旅客ターミナルビルです。

JR仙石線・本塩釜駅に近く、仙台市民が電車でアクセスするにも便利ですし、松島湾観光や塩釜市内観光の一つとして訪れることもできます。

マリンゲート塩釜の隣接地に移転することによって、単純なメリットとしては、観光バスや自家用車用の駐車場、お土産品販売コーナー、バックヤード等、水族館の施設と重複するものを共用化することによって、建設費等、事業費の圧縮ができるということがあります。

マリンゲート塩釜は、松島湾内の観光船が発着していますから、これから乗船する人、下船する人が水族館に寄るということが考えられますし、大規模駐車場を用意できれば、観光バスや自家用車を降りた人が塩釜市内を散策するという観光拠点になることもできる可能性があります。

塩釜は観光地

塩釜市内には、塩釜神社、塩釜仲卸市場、酒蔵、寿司店等、観光資源となるものは沢山あります。 近年、塩釜神社の門前町の通り(都市計画道路・北浜沢乙線)が拡幅され、沿道の整備が進んでいます。

現在の塩釜は、松島と比べると観光地として一歩及びませんが、観光資源としては十分なものがあり、塩釜市内のそれぞれの施設や、塩釜と松島の連動性を強めれば、宮城県を代表する観光地として強力なものになります。

塩釜仲卸市場との連絡交通手段をつくる

塩釜仲卸市場は、観光施設が集中するJR仙石線・本塩釜駅前から一駅先の東塩釜駅の先にあり、観光バスや自家用車利用以外の場合には、行き来がしづらいものとなっています。

例えば、マリンゲート塩釜と塩釜仲卸市場の間に、船やバスを運行することができれば、移動手段が公共交通に限られる観光客も塩釜・松島観光のルートの中に、マリンゲート塩釜と塩釜仲卸市場を入れやすくなると思います。

塩釜は道路も整備されている

観光バス等のアクセスとしては産業道路もありますし、仙台空港からは、仙台東部道路・三陸自動車の利府塩釜ICもありますので、従来からの国道45号線以外のアクセスも充実してきています。

松島水族館の移転私案の問題は

今回提案した、JR松島駅前への移転や、マリンゲート塩釜隣接地への移転は、実際には簡単なことではないと思っています。

最初には、まず用地が確保できるかどうか。
移転費用の資金面。

二つの私案は、松島水族館単独でどうするかということではなく、宮城県の観光の中心施設として、どのように扱っていくかという案ですので、周りの協力が重要になってきます。

相乗効果とは周りの協力

JR松島駅前への移転案では、松島町、松島町民、松島町内の関係者、JR東日本、仙台空港鉄道等の協力が必要となってきます。

マリンゲート塩釜隣接地への移転案では、塩釜市、塩釜市民、塩釜市内の関係者等の協力が必要で、実現するには塩釜市の「観光都市宣言」が重要になると思っています。

最後に

マリンピア松島水族館という施設は、単に松島町内にある水族館というものではなく、宮城県の観光の中で重要な役割を担う施設だと思っています。

仙台市は1月26日、マリンピア松島水族館を仙台港背後地に移転する事業計画を発表しています。

仙台港背後地に移転するとしても、松島海岸で80年続いたように、今後も長く継続して運営できる形の水族館であって欲しいものです。


《関連ホームページ》

マリンゲート塩釜
http://www.shiogama.co.jp/

毎日jp 仙台市:「アンパンマン」施設と水族館建設へ 新たな集客施設に多額な出資 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100127ddlk04040087000c.html

河北新報 東北のニュース/曲折10年、移転計画前進 松島水族館が仙台へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t12022.htm

47NEWS 松島水族館 仙台港背後地に移転 来月、会社設立
http://www.47news.jp/CI/200807/CI-20080719-00140.html

MSN産経ニュース
「大阪市ほど信用できない組織はない」と近鉄 同意した海遊館の株売却が半年間塩漬け
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080308/lcl0803081227001-n1.htm